【イチオシ】
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シンガポールはガーデンシティ、クリーン&グリーンシティ、とも呼ばれており、その名にふさわしく魅力あふれる国である。成田から飛行機を利用し6時間ほどで赤道間近の熱帯の雰囲気あふれる街に到着する。シンガポールはマナーに厳しく、みだりにゴミを捨てたり、横断禁止場所以外の道路を横切ったりした場合には、高額の罰金が課せられる事もある。
かくいう私も2年前に訪れたことがある。ちょうど宿泊したホテルのベルボーイの案内で、マーライオン近くにある現地の人が利用するオープンエアの屋台街に案内され、食事を楽しんだ。旅の一番の楽しみは、ガイドブックに載っていない場所を訪れることだと再認識した。
このように、路地裏にはガイドブックには載っていない、美味しいお店がたくさんある。そんな隠れた名店を紹介してくれるのが「シンガポールの食べ物屋さん/路地裏ガイドブック」だ。しっかりと「ガイドブック」という単語が入っているが、この際気にしない。
ページを開くと、様々な路地裏情報が「ローカルフード」「アジア各国フード」「観光名所別フード」といったカテゴリーに分類されている。現地で人気の肉骨茶(バクテー)、チキンライス、餃子など、文字面を見ただけでもヨダレが出てくる。例えば、チキンライスの美味しいお店は約20件。実際に作者が食べて、日本人の視点でランク付けされているので参考になる。「つるつると、しこしこ」など、実際に食べた人でないと付けられないようなコメントも小気味よく、その食感がよく伝わってくる。さらに、お店の全体図と出てきた料理の写真があるので視覚的にも非常に分かりやすい。ページ全体のレイアウトの仕方も絶妙で、店を訪れ、注文し、品物がテーブルに届き、さらに箸を付けて口に運ぶまでの詳細が再現されている。
また、「番外編」には、足の裏マッサージ情報などローカルな話題が満載。奇麗になりたいという女性の方にもオススメだ。
このページを読んでいると、またシンガポールに行きたくなってきた。
('97/8/26)
[Reported by hiroshi@pop.loop.com]