【ソフトウェア】


米NetscapeがNetscape CalendarとPalmPilotを
シンクロさせるソフトウェアのベータ版を公開

■URL
ftp://ftp.netscape.com/pub/communicator/extras/palmpilot/
http://home.netscape.com/newsref/pr/newsrelease426.html

 米Netscape Communications社は、同社のNetscape Communicator Professional Editionに含まれるスケジュール管理コンポーネント「Netscape Calendar」と、米3COM社のPDA「PalmPilot」をシンクロさせるためのソフトウェア「Netscape Calendar Link for PalmPilot」のパブリックベータ版を同社FTPサイトで公開した。現在、Ver.1.0b4が上記URLよりダウンロードできる。対応プラットフォームはWindows 95およびNT。

PalmPilot Display NS Calendar Link

 Windowsにインストールを行なった後、PalmPilotをPCとシンクロさせると、「NSCal Setup」というプログラムがPalmPilotに転送される。NSCal Setupを起動し、ユーザー名とサーバー名(Netscape Calendarのサーバーがない場合には「Off-line」と記述)を設定する。その後もう一度、PCとPalmPilotを接続すれば、Netscape Calendar上の内容と、PalmPilotのDate BookおよびTo Do Listの内容が相互に更新される。編集部で試してみたところ、Netscape Calendarは日本語に対応していない(Netscape Communicator日本語版にはCalendarは含まれていない)ため、PalmPilot側で日本語のタイトル等を付けた場合、その部分は空白になってしまった。アルファベット表記したものに関しては問題なくシンクロできていた。

 PalmPilotには標準でWindows用のアプリケーションが付属しており、PalmPilotとシンクロさせて個人のスケジュール管理はできるようになっている。Netscape Calendar Linkを使うメリットは、Calendarサーバーを立ち上げ、複数のユーザーでスケジュールを共有するような場合だろう。とはいえ、日本語入力の問題は残ってしまう。

('97/8/27)

[Reported by nagase@impress.co.jp / tatekawa@planet.club.or.jp]


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