【イチオシ】


第51回レポーター: 永田順伸氏

映画の評価ならおまかせ! 「MOVIE DELA」

■URL
http://dela.cup.com/

 かのクリントン大統領も大の映画好きらしい。とあるインタビューで「ホワイトハウスでの最高の役得は映画館があること」と語ったこともあるのだとか。私も自前の映画館が欲しいと思うくらい映画が好きだ。

 ここ数ヵ月、日本の映画会社やその関連のホームページの試写会プレゼントの応募にお熱な状態だ。予想以上にヒット率が高く、つい先日などは招待状が2枚同時に送られてきた。よくよく考えてみると、毎月数枚は当たっている計算になる。という訳で、今週は3本の映画を見に行くことになった。

 ところで、面白そうな映画が立て続けに上映されると、どれもこれも見たくなるのが映画好きの心情。暇はあるけど財布の中身が限られている私にとって、金をドブに捨てるような映画はなんとしても避けたい。大作や話題作ならまだしも、特に単館上映の映画などは見分けるための材料が乏しいのが実状。テレビCMが何度も流されるとついついそちらに心が動くが、実際映画館へ行ってみるとCMの作りだけがよくて作品にはがっかりすることもしばしば。

 こういうときは映画の批評を掲載しているホームページが役に立つ。参考になるサイトが幾つもあるが、中でも私のイチオシは「Movie Dela」というページだ。今のところ、859タイトルの作品に対し、30名のライターによるコメントや批評記事などを掲載している。

 目当ての映画を探すには、50音インデックスが便利。DATA欄には出演者や監督など、STORY/COMMENT欄には映画のあらすじが分かりやすくまとめてある。評価は、項目別5段階評価、評価額、ライターのコメント、批評記事で構成されている。中でも映画の評価額が面白い。通常の入館料1,800円を基準に、「見る価値があるかどうか」でそれぞれの映画が値段付けされている。2,000円を超える評価額が付けられた映画があれば、もちろん1,500円と安値をつけられたものもある。

 しかし、現在改装中で新作の評価記事が読めず、残念な今日このごろ。近々、もっと見やすくなって新登場するらしいので、大いに期待している。

('97/9/2)

[Reported by nagata@ask.or.jp]


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