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KDDとTTNetが国内・国際一貫サービスについて提携

 KDDと地域系新電電の東京通信ネットワーク(TTNet)は、市内・長距離・国際の一貫した電話サービスを提供するため、業務提携したと発表した。9月3日に合意文書に署名する。

 KDDは、8月に長距離系新電電のDDIとの提携を発表するなど国内・国際電話サービスの構築を積極的に進めており、9月から子会社で国際通信に進出したNTT(本誌9月2日号参照)に対抗する。
 提携内容は、TTNetがNTTの市内交換機に接続して、来年1月から始める安い市内電話サービスと、長距離・国際電話を統一し、一環サービスを提供するのが柱。割引サービスも検討する。同時に、専用線、高速データ通信など企業向けの高品質の通信サービスでも提携する。また、インターネット用設備の運営保守や技術サポートおよび両社のインターネット関連サービスの販売を目的とする合併会社を設立することも検討しているとのことだ。

 TTNetは、NTTの市内交換機まで回線を引くことで、NTTに支払う接続料金などコストを節減。市内電話を3分9円とするなど、NTTより安い料金で市内電話サービスに参入する。KDDは国際電話についても、市内交換機まではTTNetの電話網を利用する予定。

('97/9/2)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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