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http://home.netscape.com/flash1/newsref/pr/newsrelease478.html
Netscape Communications社は2日、WWWサーバーソフト「Netscape FastTrack Server 3.0」のPreview版を公開した。現在、Digital UNIX、HP-UX、AIXといったUNIX向けのバージョンが上記のWWWページからダウンロードできる。
FastTrack Serverは、同社のEnterprise Serverの簡易版に相当する製品で、小規模レベルでのWWWサーバー運営を対象としている。今バージョンでは、HTTP 1.1やLDAP（Lightweight Directory Access Protocol）などの最新プロトコルに加え、同社が以前より注力しているJavaやJavaScriptを使ったグループウェア開発コンセプト「Crossware」にも対応している。また、SSL 3.0、JDK 1.1、ODBCもサポートされている。ただし、40bit暗号鍵にしか対応しておらず、128bit暗号鍵を利用するにはEnterprise Serverを購入する必要がある。
価格は295ドルで、今年第4四半期にも出荷開始となる見込み。製品出荷段階では、Windows NTや他のUNIXプラットフォームに対応したバージョンが出揃う予定だ。ただし、今バージョンからWindows NT向けの実装が強まっている関係で、Windows 95上では動作しなくなった。
なお、日本ネットスケープ・コミュニケーションズ株式会社によると、同社を通して英語版を購入することは可能だが、このバージョンの日本語版をリリースする予定はないという。そのため、同日本語版2.0の利用者については、Enterprise Serverへの特別アップグレードが可能となっている。
('97/9/3)
[Reported by yuno@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]