【業界動向 / 製品開発】


HDML形式による情報サービスの利用が可能

米Unwired Planet社が松下通信と共同でWWWブラウザー搭載携帯電話を開発

■URL
http://www.uplanet.com/new/press/panasonic09-02-97.html(Unwired Planet)
http://www.panasonic.co.jp/mci/index.html(松下通信工業)

 米Unwired Planet社は松下通信工業株式会社と共同で、WWWブラウザーを搭載し単体でインターネット上のサービスを利用できる携帯電話を開発すると発表した。

 Unwired Planet社は、携帯端末用マークアップ言語「HDML(Handheld Device Markup Language)」の仕様書をAT&Tなど他6社と合同でW3C(World Wide Web Consortium)に提出したり(本誌5月15日号参照)、HDML用に機能を絞り込んだ小型のブラウザー「UP.Browser」を開発している会社。松下通信とは、UP.Browserを搭載した携帯電話の研究開発を共同で行なう。

 UP.Browserの搭載により、HDML形式で記述された専用のコンテンツをインターネットを利用して携帯電話の小型ディスプレイに表示させることができる。コンテンツは、ニュースや天気予報、レストランガイドなどの提供が予定されている。また、専用のインターネット接続サービスを利用すれば、着信した電子メールを表示させることも可能だ。

 松下通信によると、まず欧州市場向けにUP.Browserを搭載した携帯電話の開発を進め、その後日本国内向け製品の研究を開始するとしている。なお、具体的な市場投入時期は未定。

('97/9/3)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp