【新サービス】


NetscapeがWWWで情報を提供する新サービス「Netcenter」を開始
Concentric Networkと共同で仮想オフィスの提供も

■URL
http://home.netscape.com/netcenter/index.html
http://home.netscape.com/newsref/pr/newsrelease480.html
http://home.netscape.com/newsref/pr/newsrelease481.html
http://home.netscape.com/newsref/pr/newsrelease482.html
http://home.netscape.com/newsref/pr/newsrelease483.html

 米Netscape Communications社は、同社のWWWサイトを使ってニュースなどの情報を提供するサービス「Netscape Netcenter」を来週早々にも開始する。同社のWWWサイトには1日に1億3500万ヒット以上のアクセスがあり、このアクセス数を武器にコンテンツビジネス事業にも乗り出すことになる。同サービスを受けるには登録が必要だが、基本的に利用料は無料。

 Netcenterは、「Content」「Community」「Software」の3つのエリアで構成される。

 「Content」エリアは、現在サービスを提供しているHTMLメール配信サービスの「In-Box Direct」やNetcaster向けのチャンネルを紹介する「Channel Finder」、インターネットガイドの「Netscape Guide By Yahoo!」などのコンテンツで構成される。また、業界動向をレポートする「Industry Watch」を年内に開始する予定という。

 「Community」エリアには、「Virtual Office」と「Proffesional Community」の2サービスがある。Virtual Officeサービスは、米Concentric Network社と共同で提供するもので、スモールビジネス向けのWWWホスティングサービスだ。WWWページを持てるほか、電子メールやネットニュース、カレンダーなどを使ったコミュニケーションが行なえる。このサービスは有料で、利用料金は1ユーザーアカウントが29ドル/月、3ユーザーが39ドル/月、10ユーザーが119ドル/月、25ユーザーが249ドル/月。Proffesional Communityは年内に開始の予定で、さまざまな分野の情報やトレンドを提供していく場となるという。

 「Software」エリアには、Netscape製のソフトウェアなどを販売する「Software Store」と、ソフトウェアを最新版のものにアップデートする「Smart Update」コーナーがある。

 なお、Netcenterの登録ユーザーに発行されるIDには、米VeriSign社の新デジタルID「WebPass ID」が使われる。将来的には、Netscapeのサイトだけでなく、現行のVeriSign社のデジタルIDを使っているサイトでも利用可能になるという。

('97/9/4)

[Reported by nagase@impress.co.jp / midorin@midorin.com / yuy@nets.ne.jp /tatekawa@planet.club.or.jp / Hiroyuki Et-OH]


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