【ニュース/電子商取引】
■URL
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/news/1997/Sep/8.html(富士通)
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/9709/0908.html(日立)
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/9709/0801.html(NEC)
富士通、日立製作所、NECが主催するSECE研究会は、インターネット上で安全な支払い決済環境を実現するための「銀行取引プロトコル1.0」の仕様をまとめたと発表した。これらは、通産省の外郭団体である電子商取引実証推進協議会(ECOM)を通じて公開するという。
SECE研究会では、3社が共同開発している電子商取引共通プラットフォーム「SECE(Secure Electronic Commerce Environment)」のための「銀行取引」や「クレジットカード支払い」プロトコルの実用化について研究を重ねている。その中で、第一勧銀ら銀行11社が参加する「銀行部会」は、日本の銀行業務の実態やSETとの整合性を考慮しつつ、「銀行口座の残高照会や資金移動」や「ショッピングに連動した資金移動」などを実現するための仕様を固めた。この銀行取引プロトコルは、SETに準拠しているとのこと。
すでに発表されている「クレジットカード支払いプロトコル」に関しては、SET1.0や日本向け仕様(Support for Japanese Requirements)に反映されているという。今回の「銀行プロトコル」についてもSETに採用を働きかけていく方針だ。
('97/9/8)
[Reported by junko@impress.co.jp / tatekawa@planet.club.or.jp]