【新サービス】


富士通がHabitatIIを拡張し、三次元空間を追加

■URL
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/news/1997/Sep/5.html

http://teleparc.com/habitat2/(CD-ROMの申し込み受付)

 富士通株式会社は、「Habitat II(ハビタット2)」を拡張し、従来の二次元のほかに三次元仮想空間でのコミュニケーションが楽しめる「Habitat/3D」(Windows版)を開発したと発表した。ソフトウェアは無料で、WWW上からCD-ROMの申し込みが行なえる。料金は従来のHabitat IIと同じで、インターネット経由の場合、基本料金が500円/月、接続料金7円/分。9月16日よりサービスを開始する。

 「Habitat」は、ネットワーク上の仮想都市内で「アバター」と呼ばれるプレイヤーの分身を使ってチャットなどのコミュニケーションが楽しめるサービス。日本初の仮想空間対話システムとして'90年からパソコン通信ニフティサーブで行なわれており、'96年末にインターネット経由のアクセスにも対応した。インターネット上の仮想空間はワールズチャットなどいくつかあるが、三次元のものが主流。「Habitat/3D」はようやくの登場といった感がある。

 「Habitat/3D」に対応した三次元空間は、「恵比寿ガーデンプレイス」や「ヴェルファーレ」など既存の人気スポットがモデルだ。従来の「Habitat II」と「Habitat/3D」の空間は、仮想空間内にある「ドア」を介してつながっており、プレイヤーは自由にその間を行き来することができるようになっている。もちろん、 アバターの情報は、双方で共通だ。なお、対応ソフトは現在のところはWindows版のみで、Macintosh版は未定とのことだ。

('97/9/9)

[Reported by junko@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ


ウォッチ編集部INTERNET Watch担当 internet-watch-info@impress.co.jp