【業界動向/電子流通ビジネス】


電子流通ビジネスの問題点を検討する協議会が発足

 インターネット上で文書や音楽などのコンテンツを販売する電子流通ビジネスについて問題点を検討する「電子流通協議会」が18日に発足する。参加企業は日本IBM、NTT、アスキーなどハードウェアメーカーや通信業者、コンテンツ提供会社など41社。

 同協議会は電子流通ビジネスでデジタルコンテンツを配信する際に重要となる電子透かしやセキュリティなどの技術や、文章のPDFや音声のTwinVQなどといったコンテンツのデータ形式などについて現状調査を行ない、品質や信頼性などの問題点を検討する。また問題点については参加企業で解決策を検討していくことを目的としている。結果は報告書としてまとめ、業界に提言していく。

 協議会では、「電子流通ビジネスが成功するためには、消費者に対しコンテンツの品質や販売システムの信頼を得ることが重要。現状は各社が独自に行なっており、業界として研究していくことが必要」としている。

('97/9/10)

[Reported by kikuchi@impress.co.jp]


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