【実験】


個人が映像・音声をリアルタイムでインターネットに流せる実験をNTTが開始

■URL
http://www.softwarevision.or.jp/webstream/

 日本電信電話株式会社(NTT)は、一般のインターネットユーザーが映像・音声情報をリアルタイムでインターネットに流せる実験サービス「個人映像発信実験局」を9月12日に開始する。情報の発信希望者は、IDを登録するだけで無料で利用できる。本サービスは'97年12月末まで運用の予定。

 実験局のサーバーには、NTTが開発したリアルタイム映像・音声情報システム「SoftwareVision-2」が使われている。SoftwareVisionは、ネットワークのトラフィックの状況に応じて単位時間内に伝送するデータ量をダイナミックに調整する機能が特徴。従来のバージョンではコンテンツを専用機器を使って作成しなければならなかったが、後継にあたるSoftwareVision-2ではパソコンテレビ電話の標準規格H.323対応ソフトで作成が可能となった。発信者は、H.323対応ソフト(まずはMicrosoft社のNetMeetingに対応し、後日Intel社のInternet Video PhoneやVDO社のVDOPhoneにも対応予定)で映像・音声データをNTTのサーバーに送り、サーバーはSoftwareVison-2でデータを変換してインターネットに流す。受け手はSoftwareVision-2対応のビューアーを使って視聴することになる(対応ビューアーの配布も上記サイトで行なうとのこと)。

('97/9/11)

[Reported by nagase@impress.co.jp]


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