【新サービス】


電子メールによる新着特許情報の配信や海外特許情報の追加など

野村総合研究所が特許情報サービス「NRIサイバーデスク」を強化

■URL
http://www.patent.ne.jp/
http://www.derwent.co.uk/(Derwent社)

 株式会社野村総合研究所は、同社が提供するインターネット上の有料特許情報サービス「NRIサイバーデスク」で、電子メールによる特許情報の配信などの新サービスを10月から開始する。 

 新たに開始されるのは「次世代SDI(Selective Dissemination of Information)サービス」。これは、あらかじめ検索したい分野やキーワードをホームページ上で登録しておくと、特許庁の出願内容公表直後に該当件数などの情報が電子メールで届けられるというもの。情報が送られてくる頻度は週に1~2回程度で、メールで指定されたホームページにアクセスすると出願明細書などの詳細情報が見られるというしくみだ。なお、当初サービスは無料で提供されるが将来的には有料化も検討されており、その場合はメールの配信1回につき100円程度に設定したいとのこと。

 また、同社は英国の特許情報サービス会社Derwent社と提携し、従来の国内情報に加え海外の特許情報も提供開始する。Derwent社の持つ特許情報を、NRIサイバーデスクのシステムに組み込むことにより世界40カ国の特許情報を検索できるようになるとのこと。当初は内容を一部日本語化したものを試験運用期間として無料で提供するが、来春にも2社共同で有料サービスとして開始する予定だ。

 なお、NRIサイバーデスクは、情報を限定した「デモ版」のサービスを無料で利用できる。また、新サービスについては、9月17~19日に東京フォーラムで開催される「データベース'97東京」でプロトタイプが展示される予定。

 

('97/9/16)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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