【イベント】



インターネットを利用したデータベースサービスに注目

データベースの総合展「DATABASE'97 TOKYO」開催

■URL
http://www.nikkei.co.jp/events/database/

 9月17日から9月19日までの3日間、データベースの総合展「DATABASE'97 TOKYO」が東京国際フォーラムで開催されている。

 DATABASE'97 TOKYOは、オンライン情報サービスやCD-ROM/データベース構築システムなどの関連企業や団体が最新のサービスや技術を展示するというもの。第9回を数える今年は、101社/団体が出展する過去最大規模での開催となった。



 会場は「総合ゾーン」「データベースシステム構築ゾーン」などの4ゾーンで構成されており、多くの来場者で賑わっていた。特に会場で注目を集めていたのは、オンラインによるデータベース情報サービス会社のブース。株式会社ジーサーチや日外アソシエーツ株式会社など、従来から専用のパソコン通信によってサービスを提供している商用データベースサービス会社が、インターネットを利用して同様のサービス提供するといった例が多く見られた。各社ともWWWブラウザーを利用することによって、テキストだけではなく画像情報も合わせて表示できるようになっているのが大きな特長だ。また、GUIインターフェイスの採用による操作性の向上も見られた。特に日本科学技術情報センター(JICST)などが提供するデータベースサービスでは、特殊なコマンドによる検索式を習得することなく利用できるので初心者にも便利な機能だ。

 ほかには、「特許データベースゾーン」でも、インターネットを利用したサービスの展示が行なわれた。財団法人日本特許情報機構(Japio)の「PATOLIS」(本誌'97年4月7日号参照)や、株式会社野村総合研究所の「NRIサイバーパテントデスク」(本誌'97年9月17日号参照)などWWWブラウザーからの検索が可能な特許情報検索サービスの展示に多くの人の関心を集めていた。



 この展示会は、普段あまり接することのできないオンラインデータベースサービスや、試行段階のサービスを直に試す絶好の機会だ。また、会場の展示ホールセミナー室では出展社によるプレゼンテーションセミナーも連日行なわれているので、特に商用データベースの導入を図る企業の担当者などにお勧めの展示会だ。

('97/9/17)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]



INTERNET Watchホームページ



ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp