【新製品】


新型インターネット端末「WebTV Plus Receiver」が発表

■URL
http://www.webtv.net/ns/corporate/media/webtvplus.html

 WebTV Networks社は16日、新型のインターネット端末「WebTV Plus Receiver」を発表した。価格は300ドル以下になる見込みで、米国内で今秋発売となる。

 WebTV Plus Receiverは、テレビ放送の電波の隙間を利用して送られてくる特殊なシグナルを受信することが可能で、番組やCM中にシグナルを発見すると、関連情報がある旨のアイコンが表示され、それをクリックすることで関連情報が記されたWWWページをその場で参照したり、後で見るためにデータをダウンロードしておいたりできるという。また、インターフェイスも改善されており、一画面の中でテレビ番組とWWWの両方が閲覧できるようになる。

 ハードウェア的にも、CPUが112MHzから167MHzへ、モデムも33.6KbpsのものからK56flexモデムおよび同社開発のケーブルモデムへと高速化されている。さらに、ダウンロードしたデータを蓄積しておくため、1.1GBのハードディスクを内蔵しているほか、メモリも2MBから8MBに拡張されている。ただし、実際の製造・販売は、Sony Electronics、Philips Consumer Electronics、Mitsubishi Consumer Electronics Americaらが行なう。

 また、こうしたセットトップボックスの販売とあわせて、同社はネットワークサービス「WebTV Network」を行なってきたが、今回の新製品発売に伴い「WebTV Plus Network」というサービスを開始する。利用料金は19.95ドル/月で、上述のテレビ番組の関連情報を提供するサービス「TV Crossover Links」などが新たに追加された形となっている。こちらについては、Discovery、E! Online、PBS、Warner Bros. Online、MSNBCなどが、テレビ番組およびWWWコンテンツを提供することが決まっている。

 なお、日本では、富士通株式会社との合弁会社「ウェブ・ティービー・ネットワークス株式会社」を年内に設立した後、同様のサービスを開始する予定だが、今回の新製品のスペックをサポートするかどうかは今のところ未定だ。

('97/9/17)

[Reported by yuno@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]


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