【業界動向/通信事業】


インターネット電話などでダイヤル操作が容易に

NTTが第2種電気通信事業者との市外交換機接続を提供

■URL
http://www.nttinfo.ntt.co.jp/dlij/NR_J/9709/970924b.html

 NTTは9月24日、これまで第1種通信事業者に限定していた市外交換機との接続を、'98年10月をめどに、自前の回線設備を持たない第2種通信事業者にも提供すると発表した。

 今回のNTTの措置によって、第2種通信事業者のサービスを利用する際に、0091-XX-相手先の電話番号(XXは事業者ごとに付与される番号)を入力するだけで済むようになる。

 これまでも、新電々系など第1種通信事業者の長距離電話などを利用する場合、4桁の識別番号-相手先の電話番号で済んでいた。それに対し、プロバイダーなど第2種通信事業者が提供するインターネット電話を利用する場合、アクセスポイントに電話し、そこでIDやパスワード、相手先の電話番号など30桁近い数字を入力する必要があり、こうした煩雑さに利用者からの不満もあった。今回のサービスが開始されれば、ダイヤル操作も容易になり、使い勝手も向上すると考えられる。

 NTTでは、昨年10月に自由化された国内公-専-公接続や今年12月に解禁予定の国際公-専-公接続の開始に向けて、第2種通信事業者からの需要の増加を見込み対応したものとしている。

('97/9/25)

[Reported by kikuchi@impress.co.jp]


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