【電気通信技術】
■URL
http://www.mpt.go.jp/pressrelease/japanese/new/970929j604.html
郵政省の電気通信技術審議会は9月29日、アナログ電話端末設備等の技術的条件について13項目の見直しを答申した。
答申では、1)自動再発信(リダイヤル)条件の緩和として、現行の3分間に2回までを、現行又は時間制限なく連続15回以内も可。2)端末の送出電力の緩和として、現行の約5倍に増加。3)ファクシミリなどの呼び出し時間制限の緩和として、現行の1分以内から2分以内とするなど、現行の基準に比べ緩和されたものとなっている。
従来、自動再発信や送出電力など5項目については、日本独自の基準値を設けていたが、これが製品機器の国際競争において不利になり基準値の緩和が求められていた。
同省では、答申は諸外国の基準値との整合化が図られたものとしている。また、これらの見直しにより、FAXやモデム等をより高速で安定して利用できるようになり、利便性の向上が期待されるものとしている。
('97/9/30)
[Reported by kikuchi@impress.co.jp]