【業界動向 / EC実験】


受注処理などの業務をセンターで一元管理

NTTが「店舗分散型インターネット・コマース実験」を10月から開始

■URL
http://www.get.ntt-osd.ocn.ne.jp/(10/7開設)
http://www.nttinfo.ntt.jp/dlij/NR_J/9709/970929a.html(NTTプレスリリース)
http://www.openmarket.com/releases/ntt.htm(米Open Market社プレスリリース)

 日本電信電話株式会社(NTT)は、10月7日から「店舗分散型インターネット・コマース実験」を開始する。

 実験は、インターネット上に分散したモールや店舗の受注管理、支払処理などの業務を一元的に処理するセンターを構築し運用するというもの。コンテンツ製作と他の業務を分離するため、店舗側はコンテンツ作りに専念できるのが特徴だ。

 実験に参加するのはNTTグループカード会員から個人2,000名と、店舗約20店。'97年12月までは、テストマネーによる購買体験、'98年5月までは実際にクレジットカードを使用したオンライン決済実験を行なう。

 なお、センターでは、米Open Market社の電子商取引システム「Transact」を利用する。同システムは、コンテンツサーバーと受注処理などのバックエンド業務を分離して電子商取引を行なうというもので、米AT&T社による電子商取引関連サービス「Secure Buy Service」の基幹システムとして採用されている。ほかにも、オーストラリアのJADCO社が採用するなど海外で実績のあるシステムだ。日本国内で利用するのは今回の実験が初めてとのこと。

 

('97/9/30)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp