【業界動向】
■URL
http://www.zonaresearch.com/newsreleases/BrowserCensus.htm
Zona Research社は29日、WWWブラウザーシェア調査の最新結果を発表した。
同レポートによると、Microsoft社のInternet Explorerが、前回(1997年1月時点)の28%から36%と大きくシェアを拡大していることが分かった。一方のNetscape Navigator(Communicatorを含む)は前回の70%から62%へとシェアを落としている。もっとも、これは米国の主要企業における利用率調査なので注意が必要だ。
同社では、MicrosoftがWindows環境との融合を図ったことと、積極的な提携戦略が功を奏したのではないかと分析している。また、NetscapeのCommunicatorとSuiteSpotによるグループウェア戦略が、Lotusなどの警戒心をあおったことについても言及されている。
こうしたInternet Explorerのシェア拡大の傾向は、明日リリース予定のバージョン4.0正式版で一層加速されるものと思われる。これに対抗するNetscapeも、Navigator本体のJavaBeans化で巻き返しを図ろうとしており、まだまだ標準ブラウザーをめぐる両社の争いは続きそうだ。
('97/9/30)
[Reported by yuno@impress.co.jp]