【新製品】
■URL
http://www.sun.co.jp/solaris/
日本サン・ソフト株式会社は、IntelプラットフォームのUNIX OS「Solaris」の最新版「日本語版 Solaris 2.6」を発表した。また、Solaris 2.6用のイントラネット向け拡張パッケージ「Solaris Server Intranet Extensions(SSIE)」も同時に発表した。
Solaris 2.6は、最大1TBまでの大規模ファイルをサポートするほか、従来のバージョン「2.5.1」に比べ、データベース処理で30%、Javaの実行速度3倍以上など処理能力が向上している。また、メンテナンスにWWWブラウザーベースのインターフェイスを採用しており、インストールや管理などの作業が容易になった。10月3日に発売開始で、価格はデスクトップ版が99,000円、5クライアントを含むサーバー版が135,000円。なお、SPARCプラットフォーム版については単体の発売はなく、富士通株式会社や株式会社東芝などのOEMパートナー会社によってワークステーションにバンドルされた形で販売される。
SSIEは、サーバー版Solaris 2.6用のイントラネット向け拡張パッケージ。SSL(Secure Sockets Layer)対応のWWWサーバー「Sun WebServer」やIMAP4対応のメールサーバー「Solstice Internet Mail Server」のほか、セキュリティツール、ネットワーク管理ツールなどが含まれている。注目される機能は「SunLink PC」で、これは、Windows 95/NT、Macintosh、NetWare、OS/2など異なるクライアント環境からSolaris上のファイルやプリンターをスムーズに利用できるようにするもの。価格は79,000円で10月3日発売開始。
これらの製品は、米Sun Microsystems社が掲げるコンセプト「WebTone」に基づく製品群として発表されたもの。同社によると、WebToneとはWWWベースのネットワークコンピューティングにおいて「誰でもが容易にコンピュータにアクセスできる環境」を実現することとのこと。そのためには、セキュリティが確保されていること、オープンで異機種混在環境での接続性が高いこと、24時間365日運用可能なことが不可欠だという。
◎問い合わせ先
日本サン・マイクロシステムズ株式会社
日本サン・ソフト
TEL 03-5717-5010
('97/10/1)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]