【ソフトウェア】


MacromediaがダイナミックHTML対応の
ホームページ作成ソフトのβ版をリリース

■URL
http://www.macromedia.com/software/dreamweaver/dynamic.html
http://www.macromedia.com/macromedia/pr/1997/dreamweaver.html

 Macromedia社は6日、ダイナミックHTML(DHTML)に対応したホームページ作成ソフト「Dreamweaver」を発表した。Windows 95/NT用、Macintosh PowerPC用がそれぞれ用意されており、上記のWWWページからβ版をダウンロードできる。編集部で試してみたところ、英語版ながら日本語も特に問題なく扱えた。

 Dreamweaverは、CSS(Cascading Style Sheets)もサポートしているが、なんと言っても特徴的なのはDHTMLに本格対応しているところ。通常、DHTMLを利用するには、JavaScriptやVBScriptなど、WWWブラウザーで実行可能なスクリプト言語をHTMLのソースの中に書き込み、動作を制御する必要がある。これに対し、同ソフトではそうした煩雑な作業を必要としない。ただし、様々なプロパティ設定を行なう必要があるため、基本的なイベント名などはおさえておいた方がいいだろう。

 DHTMLをサポートしたソフトとしては、Micorosoft社の「FrontPage 98」(現在β段階)があげられるが、こちらで作成したDHTMLコンテンツは同社のInternet Explorer 4.0でしか正常に動作しない。一方、Dreamweaverは、Netscape Navigator、Internet Explorerのバージョン3.0、4.0をそれぞれサポートしている。もっとも、中立的な立場をとったためか、あまり派手な動きを追加することはできないようだ。

 なお、価格は499ドル(来年2月28日まで299ドル)程度で、出荷は来年初頭になる見込みだ。また、マクロメディア株式会社では、日本語版の発売も予定しており、英語版の出荷から90日以内にはリリースしたいとしている。

('97/10/7)

[Reported by yuno@impress.co.jp / yuy@nets.ne.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp