【ソフトウェア】
■URL
http://www.marimba.com/2.0/
Marimba社は7日、プッシュ型配信システム「Castanet」のバージョン2.0の概要を発表した。
今回のバージョンアップは、主に配信側のサーバー(Transmitter)の機能アップを図ったもの。セキュリティ機能とユーザー管理機能が大幅に拡張されている。
まず、「Secure Transmitter Server」が導入され、SSLによる認証が可能となる。これは以前から「Castanet Guardian」(本誌8月11日号参照)のコードネームで開発が進められていたものだ。また、新たに追加された「Trusted Channels」機能を利用すれば、ユーザーにより書き込みが許可された配信者が、ユーザーのハードディスクの情報を更新したり、アプリケーションを実行したりすることができるようになる。
ユーザー管理機能については、「Access Control」「Tuner Client Administrator」「Startup Channels」などの新機能が追加されている。具体的には、ユーザーが日本人なら日本語を、アメリカ人なら英語を、という風にコンテンツの内容をユーザー単位にパーソナライズ化したりできるようになる。
同製品の出荷は今年の第4四半期中で、価格は995ドル~となっている。日本では、伊藤忠テクノサイエンス株式会社が日本語版を発売する予定だ。なお、クライアントソフトの「Castanet Tuner」は、今後も無償で配布される。
('97/10/8)
[Reported by yuno@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH / shin-s@cyberdude.com]