【暗号技術】


NECがにせ鍵方式の暗号技術を開発

 NECは、第三者からデータの内容を守るのに解読の難しさを特徴とする独自の暗号技術を開発した。

 この暗号の特徴は、第三者が暗号鍵の解読を行なおうとすると、にせの鍵が多数見つかってしまうという「にせ鍵方式」を開発。これにより多数のにせの鍵の中から、真の鍵を見つけることが極めて困難になるとしている。鍵の長さは128bit。そのほか、複数の暗号化アルゴリズムを用意し、使用目的に応じた選択に柔軟に対処できるようにした。同社では'98年1月の「暗号と情報セキュリティシンポジュウム」において、暗号アルゴリズムを発表するとしている。

 にせ鍵がどのくらい生成されるかの回答は得られなかったが、その数しだいでは、この暗号方式の強度が高いものになるだろう。

('97/10/8)

[Reported by kikuchi@impress.co.jp]


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