【ニュース/プロバイダー】
標準コースは、基本料金2,000円/月で15時間までの利用料金を含む
ニフティサーブが12月に料金体系を改定
インターネット対応サービスを強化
■URL
http://www.niftyserve.or.jp/release/19971016.htm
ニフティ株式会社は、同社の通信サービス「ニフティサーブ」の料金体系を12月1日に改定すると発表した。また、併せてインターネット対応のサービスの強化を今年度内に行なう。
■料金体系の改定
現在、「通常料金」と「高速対応料金」の2本立てであるコース体系を、以下の3コースに再編する。
- 標準コース
基本料金2,000円/月で、15時間までの利用料金を含む。15時間を超える部分に関しては回線速度に関係なく10円/分
- 特別コース
基本料金5,000円/月で、50時間までの利用料金を含む。50時間を超える部分に関しては回線速度に関係なく10円/分
- 従量コース
管理費200円/月のみの完全従量課金制。接続料金は、一般回線(FENICS-ROAD2、インターネット接続)が8円/分、高速回線(FENICS-ROAD3/4/5、ROAD7、HyperROAD、HyperROAD64)が20円/分
現在の「高速対応料金」で月に15時間利用した場合には12,600円かかっているのに対し、新「標準コース」では2,000円ですむことになる。また、月に20時間以上利用するユーザーは、「特別コース」にしたほうが利用料金が安くなる計算だ。新料金体系で、NECのBIGLOBEの利用料金とほぼ同水準になる。
■インターネット対応サービスの強化
料金体系の改定に併せて、'97年度内にインターネット対応サービスの強化も図っていく。主な強化点は以下の通り。
- インターウェイ対象サービスの増強(11月~)
インターネットからWWWブラウザーを使ってニフティサーブにアクセスできる「インターウェイ」サービスの対象サービスを11月から増強する。現行のサービスに加えて、パティオ、利用料金情報、パスワード変更などが利用可能となる。また、2月からはショッピングやファイル検索なども可能になる予定
- ホームページ開設サービス(12月~)
ユーザーが容量5メガバイトまでのホームページを持てるようになる。ホームページ作成用のサポートフォーラムを設置し、素材集や対話型の作成ツールも提供の予定。利用料金は、標準/特別コースユーザーは無料で、従量コースユーザーは後述の「メール自動回送サービス」「POP3/SMTPメールサービス」とセットで1,000円/月が必要
- ネーム(フリー)アドレス対応('98年3月~)
会員が好きな文字列のメールアドレス(たとえばabcdefg@niftyserve.or.jpなど)を追加で取得可能に
- メールのPOP3/SMTP対応('98年1月~)
インターネットメール用のメーラーを利用して、ニフティサーブ内のメールも送受信が可能に。当初はHyperROAD限定でサービスを開始する。標準/特別コースユーザーは無料で利用できる
- インターネットメールアドレスへのメール自動回送(12月~)
ニフティサーブ内のメールをインターネットメールアドレスへ自動回送が可能に。標準/特別コースユーザーは無料で利用できる
- インターネットメールの着信拒否機能('97年度内に提供開始の予定)
ジャンクメール対策として、インターネットメールをメールアドレス単位、サイトアドレス単位で着信拒否できるようにする
- メールの保存期間の延長('97年度内に提供開始の予定)
メールの保存期間を現在の2週間から4週間に延長
- インフラの整備
高速アクセスポイントを倍増して3万回線以上にするほか、インターネットとのバックボーンを近々45Mbpsに増強、さらに100Mbpsにまで拡大する
◎問い合わせ先
入会サポート
TEL 0120-508-502
カスタマーサポート
TEL 0120-22-1200
('97/10/16)
[Reported by nagase@impress.co.jp]
【INTERNET Watchホームページ】
ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp