■URL
http://www.vdo.net/corporate/press/VDORefocus.html
「米VDOnet社が従業員をレイオフ、ビデオ製品の出荷計画を撤回しOEM市場に的を絞る」との報道が米国でなされており(本誌メール版10月17日号参照)、本誌では日本法人である「ブイ・ディー・オー ネット ジャパン株式会社」に取材した。
まず、背景としては、前CEOのマーティ・ファラロ氏がシステム・インテグレーション(SI)部門への展開を図っていたが、うまくいっていなかったとのこと。そのため、ファラロ氏がCEOを退き、ボストンにあるSI部門を大幅にリストラしたとのことだった。
今後はVDOLiveやVDOPhoneらの基本製品に注力し、「これらの製品が市場からなくなるということではない」と強調していた。
ストリーム配信技術はインターネット上のマルチメディア技術として重要な技術だが、Microsoft社やNetscape社らによって複数の標準が策定されつつあり、業界の力構造が揺れている。そのため、今回のVDOnet社など、各社とも戦略の再考が必要とされている。
('97/10/17)
[Reported by masaka@impress.co.jp]