【業界動向】

米司法省がMicrosoftを反トラスト法違反で提訴
違反を続ければ1日100万ドルの罰金

■URL
http://www.usdoj.gov/atr/press_releases/1997press/1235.htm
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1997/Oct97/doj.htm

 米司法省は20日、Microsoft社がInternet ExplorerをWindows 95にバンドルすることをパソコンメーカーに強要しているとして、ワシントン連邦地方裁判所に提訴した。

 これは「Windows 95をパソコンにバンドルする場合、同社の他製品を使用することを強制することを禁じる」という判決('95年)に、同社が違反しているとしたもの。これに基づき司法省では、同社が各メーカーにInternet Explorerのバンドルを強要することを中止し、それと同時に、ユーザーに同ソフトのアイコンをデスクトップから削除する方法を告知するよう要請している。また、この要請には、同社がこうした戦略を今後も続けるなら、1日につき100万ドルの罰金を支払うことを義務づける、という内容も盛り込まれている。

 これに対しMicrosoftでは、「我々は完璧に合法的に活動している」と反論した上で、今後もInternet Explorerや、来年リリース予定のWindows 98の開発を継続していくと発表している。

('97/10/21)

[Reported by yuno@impress.co.jp / saori@earthlink.net]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp