株式会社国際情報科学研究所は、17種類の電子メールソフトに対応したメール暗号化ソフト「カオスリモコン Ver1.0」を発表した。Windows 95/NT対応で10月24日から同社のサイト上で無償配布される。
カオスリモコン Ver1.0は公開鍵式のアドオン型メール暗号化ソフト。店頭で販売されているものからネット上のシェアウェアまで17種類の電子メールソフトに対応しているのが特徴で、異なる電子メールソフト間でも「暗号/複合化」「認証」「電子署名」などの機能を利用できる。暗号技術には「GCCカオス暗号法(Gao's Chaos Cryptosystem)」と「Chaos-MAM認証技術」を採用している。この技術は、カオス理論を基に同社が独自に開発したもので、'95年10月以来、暗号解読懸賞金1,000万円をかけて安全強度の検証を行なっているが、まだ破られたことはないという。同社では、これらの暗号技術を普及させる目的もありソフトを無償で配布していくとのこと。なお、Macintosh版については現在開発中。
対応電子メールソフトは次の通り。
・Netscape Navigator 3.01[ja] / 3.01 Gold[ja] / Communicator 4.01◎問い合わせ先
株式会社国際情報科学研究所
TEL 03-3378-6999
('97/10/23)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]