■URL
http://www.inktomi.com/press/ilts-pr.asp
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/9710/sunflash.971027.1.html
検索サービス「goo」の検索エンジンを開発したことでも知られる米Inktomi社は、テラバイト級の大容量データのキャッシングを可能にするソフト「Traffic Server」を発表した。同製品は、ネットワーク上のトラフィック削減を可能にするツールとしてインターネット接続プロバイダーを対象に開発が進められ、ソフトの評価には、米UUNet社、日本電信電話株式会社、豪OzEmail社らがあたった。Solaris対応で価格は1CPUあたり19,995ドル。
Traffic Serverは、プロキシーサーバーと同様の働きをするサーバーソフトで、一度ユーザーがダウンロードしたデータをローカルに蓄積し、他のユーザーが同じデータを使う場合にはローカルからダウンロードするといもの。Traffic Serverの最大の特徴は大容量のデータキャッシング能力で、最大1TB以上のデータを扱うことができる。機能的には、米Sun Microsystems社と共同で行なわれたベンチマークテストによると、0.25TBのキャッシュデータ用の設定で、16ノード構成で毎秒3,488回の処理が可能だったとのこと。
Inktomi社では、この製品により現在インターネット上でやりとりされているトラフィックの80%を削減できるとしている。
('97/10/28)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]