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http://www.rockwell.com/News/PressRel/PR971028.html
現地時間の28日、米Rockwell Semiconductor Systems社が、銅線による既存の電話回線上で高速通信を実現する新技術「Consumer Digital Subscriber Line(CDSL)」を発表した。最大通信速度は上り128kbps、下り1Mbps。
「xDSL」と総称されるこれらの技術の代表であるADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)と比較すると速度は劣るが、ADSLでは必須の「スプリッター」と呼ばれる分波器を導入する必要がなくなるため、従来のモデムと同様にCDSLモデムを接続し、電話やFAXとデータ通信を同時に利用することができるようになる。
また、同社ではCDSLモデムを従来のアナログモデムと同価格帯で販売することを計画しており、実現すればISDNの対抗馬となる可能性も考えられる。
('97/10/30)
[Reported by kono@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]