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FLMASK事件の第2回公判でソフト開発者が無罪を主張

 画像にモザイクをかけたりそれを外したりするソフト「FLMASK」を開発し、インターネット上でわいせつ画像を流すのを手助けしたとして作者がわいせつ図画公然陳列ほう助罪に問われていた件について、11月8日第2回公判が大阪地裁で開かれた。被告のソフト開発者は、8月の初公判では罪状認否を保留していたが(本誌'97年8月22日号参照)、今回無罪を主張した。

 被告の主張は「自分のホームページからマスクをかけた画像のあるホームページに接続できるようにしただけ。マスク画像をインターネットで流すことは違法とはいえず、自分の行為も犯罪に当たらない」というもの。また、「マスク画像を流していた正犯とは会ったことはなく、マスク画像の作成を依頼したこともない」とほう助の意志自体がなかったことも主張している。

('97/11/10)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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