【イチオシ】

第63回レポーター: musemac氏

「Internet Arena」で新人アーティストを発掘しよう

■URL
http://www.arena.sme.co.jp/

 先月から作品を募集していた「Internet Arena」が本格オープンした。これはソニーミュージックエンタテインメントが企画している、ネットミュージシャンを発掘しようというオーディションの一種で、応募作品が同ページ上で公開されている。各々の作品は、専用のアルゴリズムで75kbps(ステレオ)程度にエンコードされているので、それをデコードしながら再生するプレーヤー「ia player」をあらかじめダウンロードしておく必要がある。

 それにしても、聴いてみるとなかなか良い音だ。ホームページ上に公開されている作品としては最高クラスの音質で、FMよりも良く、MDに近いクオリティと言えるだろう。こうしたインターネット上のサウンドデータとしては、以前StreamWorksの115kbps(ステレオ)の音をストリーミング再生で聴いたことがあるが、それ以来の高品質。インターネット上の音はどれも酷くて聴く気になれないと思っている方は、是非パソコンの音声出力をオーディオ機器に接続してこのページにアクセスしてみてほしい。

 作品を聴き比べて投票をする「judge stage」には、応募作品の全曲が楽しめる「listening stage」、応募者たちのプロフィールなどがゲットできる「home page」、彼らへ応援やアドバイスのメッセージを送る「message post」、エントリー作品を1対1で対戦させる「fighting stage」、「これは!」と思う作品に投票する「judge!!」の計5コーナーが用意されている。ただし、中には工事中のところもある。

 嬉しいのは、アクセスして応募作品を聴いた者であれば、誰でも審査に参加することができるところ。しかも、抽選でこの秋発売された新型のMDプレーヤー(SONYのMDウォークマンMZ-E35)がプレゼントされるというから、審査に参加しない手はない。

 インターネットを利用したオーディションと言えば、AXIAも開催する予定だ。現在、作品と審査員の募集を行なっている。このような試みは今後も増えていくことだろう。こうしたイベントにいち早く参加するもよし、プレゼント目当てに参加するもよし、新人アーティストをいち早く発見するスカウトの気分を味わうもよし、オーディションの審査員の気分に浸るもよし…、とにかく今後が楽しみだ。

('97/11/25)

[Reported by musemac]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp