【集中企画 】

 冬だ!鍋だ!



 こんな寒い毎日に一番の食べ物は、スバリ「」だ。ただ材料を入れて煮るだけじゃないかとナメてかかってはいけない。手軽だが温かく栄養たっぷりなのだ。また、みんなで鍋を囲んでいると、思いがけない人が「鍋奉行」に変身したりと日頃見られない一面が見られるかもしれない。コミュニケーションにもバッチリだ。今回の集中企画では、こんな冬場の献立キング「鍋」に関するサイトを集めてみた。

鍋を知ろう

 一口に「鍋」と言っても、各地方独自の食材を使ったものなどかなりの種類がある。また、地方によっては「すき焼き」を「鍋」のカテゴリーに加える所と「すき焼きは焼き肉の一種である」とする所などさまざまだ。ここではまず各地の鍋を見て見よう。

「全国鍋物研究会」
http://stsn02.fuji-ric.co.jp/teleport/nabeken/index.html
 鍋物について非常に充実したサイト。「東西鍋物ツアー」のコーナーでは、日本全国各地の鍋物を紹介している。こんなに鍋物に種類があったのか!と驚かされるコーナーだ。ほかには、落語や文学作品に出る鍋物の紹介や「鍋物とは何か」について激しい論争を繰り広げる「鍋談義」など読んでためになるコーナー満載だ。残念なことに最近内容が更新されていないようなので、鍋本番のこの季節にますますの充実を期待したいサイトだ。

タウンページ「あったか鍋特集」
http://www.townpage.isp.ntt.co.jp/ntt/TOPICS/back/shun3/index.html
 NTTインターネットタウンページの「あったか鍋特集」。よせ鍋は「魚は白身、肉は淡泊な地鶏の骨付き」などこだわりの食材指南や「土鍋」「鉄鍋」など鍋そのものについての解説も充実している。ほかにデパートで買える鍋セットの一覧など便利なコーナーもある。

「ぐるなび」
http://gnavi.joy.ne.jp/index.htm
 日本全国の飲食店を検索できるサイト「ぐるなび」。ここで検索地区を選び、「料理で選ぶ」→「和食」→「鍋料理」と進んでいけば、鍋料理店についての情報を一覧で見ることができる。中には、ページをプリントアウトして持っていくと「消費税5%分還元」などの特典を受けられる店もある。

ちょっと変わった鍋

 上記のサイトではなかなか見られない鍋を掲載しているサイトを集めてみた。「天童織田藩 大八鍋」など名前だけではさっぱりわからないもや「なべ焼き風かぼちゃしるこ鍋」といった、ひょっとしてゲテモノか、と思わせるようなものまでさまざまだ。

「平成鍋合戦」
http://www.jvnet.or.jp/~badz9005/tendo/nabe_2.htm
http://www.ic-net.or.jp/home/ikechang/tourism/pot.htm(第3回平成鍋合戦情報)
 山形県天童市では、全国の鍋料理が一堂に会する「平成鍋合戦」という鍋好きにはたまらないイベントが毎年1月に開催されている。今年1月に開催された鍋合戦では、年に一度しか作られないプレミアム名物鍋「天童織田藩 大八鍋」やイギリス人による「ヴィクトリア女王鍋」などが出品された。

「デザート鍋」
http://www.meiji.co.jp/dcnet02/student/index.html
 明治製菓によるサイト。なんとここでは「デザート鍋」を紹介している。「おでん風コンポート鍋」「なべ焼き風かぼちゃしるこ鍋」など、たれや薬味はブルーベリーソースやアイスクリームなどもちろん甘いものだ。ちなみにカスタードクリームは「見た目が辛子」とのこと。

「闇鍋公式ルール」
http://www.hongo.ecc.u-tokyo.ac.jp/~ss76298/chat/nabe.html
 自らを関東闇鍋競技会連盟理事長と名乗る学生によるページ。内容は「1チームは3人を原則とする」「明確な異臭を放つものは競技意欲が失せるので避けることが望ましいが、それを戦略とすることを事前に審判に連絡し審判が許可した場合はこれを認める」などといった本格的なもの。一度このルールに則って競技として闇鍋をやってみたいものだ。

レシピ

 ここでは、特に手軽に作れる鍋料理のレシピを載せているサイトを集めた。材料は野菜のみといったものから、アウトドアに向いた鍋までさまざまだ。

山料理レシピ「冬の定番鍋料理」
http://www.miki-net.or.jp/~yamamoto/irori/ih-nabe.htm
 アウトドアで楽しむ鍋料理のレシピを紹介しているサイト。「キムチ鍋」「芋煮風鍋物」「白菜鍋」などについて、それぞれの特徴を軽量化メニュー、水の豊富な時のメニュー、短時間で出来るメニューなどとアウトドア料理らしく紹介している。

「野菜ちゃんこ」
http://www.din.or.jp/~uchi/nabe.htm
 鍋と言えば「酒」がつきもの。ここでは「美味しく辛口の熱燗を飲むための鍋」というコンセプトの基に「野菜ちゃんこ」を紹介している。材料はすべて野菜のみだ。「熱燗があれば材料なんて」というコメントが潔い。

「もっとCooking」
http://www.sp-tokyu.co.jp/ryoriback/index.html
 札幌東急ストアのサイトにある「もっとCooking」コーナー。お料理教室レシピのバックナンバーで「チャンコ鍋」「あんこう鍋」といった定番から「たらのたち鍋」「海鮮キムチ鍋」といったものまで多数の鍋レシピを見ることができる。
 
「韓国家庭料理の味」
http://www.gws.ne.jp/home/yottyann/Scrap_fld/KrFoods/KrCooking.html
 ここでは、ユッケジャンなどの料理と並び韓国のキムチ鍋「キムチチゲ」のレシピを紹介している。解説によるとチゲとは鍋の意味なので、焼き肉屋のメニュー「チゲ鍋」の表記は「なべ鍋」になってしまうためおかしいとのこと。

「nEo お惣菜」
http://www.big.or.jp/~giftbox/link/recip6.html
 さまざまなお総菜について紹介しているサイト。ここでは、特に鍋料理に合うお総菜「キャベツの即席」や「串サラダ」「かぶうめ 」などを紹介。さっぱりしていて鍋に合いそうだ。

食材

 鍋の食材を通信販売しているサイトを集めてみた。ほとんどのものが材料やたれなど一式セットになっているので、注文して届けばすぐ鍋大会に突入できる。

日本百貨店協会ホームページ
http://www.depart.or.jp/index.html
 日本百貨店協会のホームページで開設されている「お歳暮ギフトモール」では53店の百貨店による地元特産品などを買うことができる。鍋関係では、北海道の「毛がに鍋」や長崎県五島列島の「鍋絶品(ふぐ・あんこう・海老・かに)など多数載っている。

下関名産ふくの宅配便
http://www.urban.ne.jp/home/yms/index.htm
 山口県のヤマセ商事のサイト。ふくなべセット4人前9,000円のほか、地酒や蒲鉾の注文も受け付けている。なお、本場下関では「ふぐ」と濁らず「ふく」と発音するそうだ。

「すき焼き風もつ鍋」
http://www2.infoweb.ne.jp/AA_csnet/manjuya/index-j.html
 すき焼き風もつ鍋専門店万十屋のサイト。モツ+タレのセットで5人前3,500円、野菜は別となっている。「博多仕込みの秘伝のタレが大好評!!」だそうだ。

「かに自慢西村食販」
http://www2.nkansai.ne.jp/shop/kanijiman/puresent.html
 兵庫県の西村食販のサイト。ここでは、アンケートに答えると回答者から抽選で毎月3名にカニスキセットをプレゼントしている。お金は無いけど鍋が食べたい人は挑戦してみよう。
  

('97/11/25)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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