■URL
http://www.macromedia.com/jp/
http://www.dreamweaver.com/
マクロメディア株式会社は、ダイナミックHTML(DHTML)、CSS(Cascading Style Sheets)に対応したHTMLエディター「Macromedia Dreamweaver 日本語版」を'98年4月に発売する。Macintosh、Windows 95/NT対応で価格は58,000円(予価)。
Dreamweaverの最大の特徴は、DHTMLをサポートしている点。同社のマルチメディアオーサリングツール「Macromedia Director」と同じインターフェイスの「タイムランウインドウ」を使って、スクリプト言語を記述することなくアニメーションを作成することができる。また、DHTMLとしては「Internet Explorer」「Natscape Navigator」の両WWWブラウザーの各バージョンに対応するように作成できるようになっており、もし対応しない場合には「バージョン3.XでDHTMLが動かない」といったエラーで警告するようになっている。
Dreamweaverは、通常のHTMLエディターとしても特徴的な機能を持っており、コードの整合性を維持するという「Roundtrip HTML」概念が用いられている。例えば既存のHTMLファイルを開く場合、他のHTMLエディターでは、そのソフトによってmetaタグが挿入されたり、改行位置やスペース、大文字小文字などの表示が変更されてしまうといったことがあるが、Dreamweaverでは、一切の変更をしないようになっている。また、実際の作成はWYSIWYG形式で行なえるようになっており、「グラフィックモード」と「HTMLソースモード」のウインドウを参照しながら作成することができる。これらのウインドウはリアルタイムでリンクしており、グラフィックモード上で編集したい場所をクリックすると、自動的にHTMLソースモードの画面もその場所を表示するようになっている。
なお、米Macromedia社では'97年10月にDreamweaver英語版のβ版をリリースしていたが(本誌'97年10月8日号参照)、現在、同社のWWW上で製品版と同等の機能を持つ30日間限定の試供バージョンをダウンロードできる。なお、マクロメディア株式会社によると、日本語版の試供バージョンについては'98年2月にも同社のWWWサイトで公開する予定とのこと。
('97/12/9)
[Reported by okiyama@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]