【集中企画】
そろそろ年賀状を書かなければいけない季節。インターネットで知り合った友人には、やっぱりインターネットで年始の挨拶をしたい。そんな欲求を反映してか、昨年あたりからWWWと電子メールを組み合わせた年賀状サービスが幾つも立ち上がっている。
こうしたグリーティングメールサービスの需要はうなぎ上りのようで、例えば株式会社博報堂が実施したサービスでは、昨年の年賀状サービスで約40万通、今年の暑中見舞いサービスで約80万通と利用者は増える一方だ。
しかも、抽選でプレゼントが貰えるなどの特典付きのサービスも増えている。もちろん重要な取引先や大切な人には手書きの年賀ハガキが望ましいが、この不景気の最中では1枚50円というコストも無視できない。そんなご時世だからこそ、通信費を除き基本的にタダで利用できるサービスをどんどん活用したいものだ。
ただ、年賀メールの送信はその性質上、1月1日に集中し、往々にして日本全国でメールの遅延という事態をもたらす。こうしたサービスを行なっているサイトのなかにはメールの送信日時を1月1日以外に設定できるところもあるので、雰囲気は崩れてしまうが、日をずらして設定しておくといいだろう。
■お年玉くじ付き電子年賀状
http://www.nenga.co.jp/
計25種類のプレゼントが用意されており、抽選でデジカメ、ビール、化粧品などが当たる。送受信者両方にチャンスがある。1月16日正午まで作成可能。当選発表は2月2日正午の予定。最大5人まで同じ内容のメールを送ることができる。作成後すぐに案内メールが送信されるが、1月1日まで内容を見ることはできない。
■オンライン年賀状メールサービス1998
http://www.sharp.co.jp/sc/nenga/
ゲームCD-ROMやテレホンカード、ポケットザウルスなどが当たる。最大10人まで一括送信できる。12月25日頃から随時案内メールが配信されるが、1月1日までは内容を見ることはできない。1月15日まで作成可能。
■InfoWebグリーティングカードサービス
http://card.infoweb.ne.jp/greeting/
デジカメやMD、プリンターなどが当たる。1月31日まで作成可能。当選発表は2月4日。年賀状のほか、誕生日用、引越し連絡用、お見舞い用など、様々な種類のカードが用意されている。
■日本マクドナルド
http://www.mcdonalds.co.jp/
もれなく割引クーポン付きの年賀メールを送ることができる。受け取った側は、画面をプリントアウトして店頭に持っていけば、割引価格でハンバーガーなどを購入できる。
■Global Card Project
http://g-card.ntt-ad.co.jp/
年賀メール1通につき1円がGlobal Card Projectからユニセフに寄付される。いたってシンプルなデザインだが、事情を知ると心暖まる。
■netn@vi Greeting Mail
http://netnavi.nikkeibp.co.jp/top/greeting/top.html
「日経ネットナビ」でお馴染みのワニのキャラクター付き。1月15日まで作成可能。Netscape Navigator 2.0以上を使えば、オリジナルの画像も貼ることができる。Internet Explorerでもオリジナル画像を貼れるが、あらかじめMicrosoft社提供の「Web発行ウィザード」をインストールしておく必要がある。
■おみくじが引ける電子年賀状配信サービス
http://techsv1.softcreate.co.jp/nttphs/index.asp
受信者が年賀状を見る際におみくじを引けるようになっている。最大5人まで送信可能。ただし、送信は1月5日より。郵便番号欄は7桁記入が必要なので注意。
■POSTMAN
http://www.postman.ne.jp/
通常のGIF画像に加え、Flashを使った動く年賀状を作成することができる。「バースデーカード」「四季のカード」など、一年を通して利用できる。
■EVA Greeting Mail
http://www.sharp.co.jp/sc/greeting/form.html
EVA(Extended Vector Animation)プラグインを用いたアニメーションを貼り付けられるが、相手もEVAプラグインをインストールする必要があり、Flashに比べると重く感じられる。また、メールが即時送信されてしまうので注意が必要。
■きってはっためーる
http://kitte.com/gramail/
1871年~1997年に発売された2,600点の切手を貼った年賀メールが出せる(本誌11月21日号参照)。ただし、即日送信のみ。ちゃんと消印がついたりと芸が細かい。
■ネットメッセンジャー(有料)
http://www.so-net.or.jp/messenger/
有料のグリーティングカード送信サービス。料金はクレジットカード決済で、利用するにはまず「So-net情報会員」のIDを取得しなければならない。1年を通して利用でき、Shockwaveが楽しい。
■お年玉付き年賀メイル計画
http://doskoi.respo.or.jp/nengamail/index-j.html
シンプルなテキストメール形式だが、抽選でプレゼントが当たるかも。1月15日まで利用可能。
■アニメ~ル倶楽部(有料)
http://www.t3.rim.or.jp/~chao-/index.html
自分の名前や相手の名前が登場するQuickTimeを制作、電子メールかフロッピーディスクで相手の手元に届けてくれる。決済方法は銀行振込と郵便振替。1,000円~。
■WEB POST -- 「LOVABLE」
http://love.co.jp/
20種類の画像のうち1つを選び、電子メールにMIME添付して送ることができる。相手側のメールソフトがMIME添付に対応していることが条件。
■Hyper Mail
http://www.beta.ne.jp/hma/
同じくMIME添付型。送信者のみがくじを引けるという変わり種。送信した時点でCGIが作動、「777」が揃えば賞品がもらえる。サイバーチップシステム(CCS)を利用した有料サービスもある。
('97/12/15)
[Reported by yuno@impress.co.jp / Watchers]