■URL
http://www.almail.com/
http://www.almail.com/download.html
Windows用のメールソフト「AL-Mail」の32bit版「AL-Mail32」1.0が公開された。インストーラーと16bit版からの移行ツールを含むアーカイブ(1.89MB)と、本体のみのアーカイブ(1.03MB)が用意されている。2,000円のシェアウェアで、学生と教育機関に限り無料(ただしサポートはなし)となっている。
AL-MailはWindows用日本語メールソフトとしては初期のころからある人気ソフトだが、フォルダーの容量などの点から32bit版が待たれていた。32bit版は8月よりβテストを開始し(本誌8月26日号参照)、バグ修正や機能追加を繰り返して正式版となった。
AL-Mail32をインストーラーからインストールすると、16bit版を使っている場合、POPサーバーなどの基本的な設定は自動的に取り込まれる。このとき、メールやフォルダーも移行ツールによって取り込まれるが、振り分け設定やアドレス帳、署名などは取り込まれないので自分で一から設定する必要がある。
使ってみた感じでは、16bit版より動作が軽く感じる。ただし、キー割り当てなどいくつかの点で挙動が違うので、16bit版に慣れていると若干とまどう。
総じて、16bit版に比べて大きく変わったというわけではないが、少なくとも16bit版で大量のメールやフォルダーを抱えている人は32bit版に乗り換える価値はあるだろう(メールが多いと移行には時間とディスクスペースが必要だが)。なお、以後の機能追加も各種予定されており、期待したい。
('97/12/19)
[Reported by masaka@impress.co.jp / mmizuno@alles.or.jp]