【イチオシ】

第66回レポーター: レポーター:ROKO氏

広島風お好み焼き、「おたふくソース」のページ

■URL
http://www.otafuku.co.jp/

 「広島風お好み焼き」を初めて目にしたのは、転勤で広島に住むことになった時だ。たまたまお好み焼きを食べることになり、目の前で焼き始めたのを見て、オヤッ!と思ったのが最初である。
 ソースの味も独特で「広島風お好み焼き」に欠かせない「おたふくソース」を知ったのもこのときだ。このソースは、生地や具にうまくマッチして、単なるソースではなく、「秘伝のタレ」といっても過言ではないだろう。嬉しいことに、最近ではスーパーで見かけるようになったし、通販も行なわれている。
 さて今回は、この「おたふくソース」のオフィシャルサイトを紹介したい。古くからあるページの一つなのだが、Javaや ActiveX などを意欲的に取り込み、変化も多く楽しめるページだ。

 みなさんは、「お好み焼き」についてどのくらい知っているのだろうか?私は、材料の具を全部混ぜて焼く関西風と、ちょっと変わった「もんじゃ焼き」がある、といった程度の知識しかなかった。「広島風お好み焼き」に出会ったときは、焼き方とその味に強烈な印象を受けたものだ。
 しかし、水溶き粉の生地に色々な具を加え、焼きあげて楽しむという調理法はどこの国にもあるようで、世界のお好み焼きといった紹介ページを見ると、生地の上に具を載せる薄焼き派の方が世間には多い、という気もしてくる。
 イタリアのピザやスリランカのマスロッティなどは、その典型的なものだろう。とはいっても、何故日本で広島風だけが具を山盛りにしたり、調理した上に生地を載せて焼くようになったのかは、依然として疑問のままだ。
 ホームページによると、「一銭洋食」と呼ばれていた「駄菓子屋のおやつ」が、戦後の食料難の時期に「お好み焼き」として始められたのだという。最初に広島で始めた人が、たまたま戦時中外地にいた人で、その土地の「具を混ぜない焼き方」で始めたのがルーツなのかもしれないなどと、見知らぬ創始者を想像するのも面白い。

 さて、ルーツはともかく「広島風お好み焼き」の魅力を考えてみると、どうも生地を裏返して具を蒸すように調理し、具の旨みを閉じ込めるところにあるようだ。蒸し加減のノウハウが店ごとの差に現れ、独特の味を生み出していると思われる。
 こういった、プロの味を自宅で楽しむには、焼き加減・蒸し加減のノウハウを会得するために、何枚も焼いて練習する必要がありそうだ。そこで?!ぜひお勧めしたいのが「お好み焼きクッキング」ページだ。ここでは、お好み焼きを作る練習をするために、Javaを使ったバーチャルな練習画面が用意されている。
 ただし、ゲームといえど、ボンヤリと焼いていると鉄板から生地があふれてしまう。私の場合は、延々と生地が広がり、ディスプレイからはみ出して机上はベタベタ(…そんなわけないって)と惨澹たる結果。数回トライしてようやく適切なサイズが取れるようになった時には、料理の鉄人と家族に呼ばせようと思ったほどだ。とにかく、ゲームとはいえ気は抜けないので、解説をよく見てからチャレンジしたほうがいい。
 焼き加減、具を入れる手順など、コツが掴めたらいよいよ材料調達だ。ページには、お好み焼き以外にも、和洋中、食材、カロリー値などの条件設定で該当するメニューが表示されるレシピデータベースが用意されている。
 写真やポイント解説などもあるので、師走の慌ただしい時期に何を作ろうかと悩んだ時など、手近な食材で調理するには参考になる。食材が揃ったら、「広島風お好み焼き」の楽しみ方としてお薦めしたいものが二つある。
 一つは、日頃行なわない新しい食材へのチャレンジをすること。23種類あまりの広島風メニューから、ちょっと上級編だが旬の食材を使った「牡蠣入り宮島焼き」などにトライしてみるとか、「ピッツア風」や「かきあげ風」など、紹介されている調理方法を参考にして、好きな具を選び、あれが合う、これもオイシイと味覚を楽しんでほしい。
 もう一つは、家族や友人を集めてのインドアバーベキューだ。アツアツの鉄板を囲みながら、マスターした焼き方のノウハウと秘伝のオタフクソースを使い、オリジナルメニューを開拓して我が家の定番料理を増やしていくといったことを、ワイワイと食べながらぜひ楽しんで欲しいと思う。内容もどの家庭でもトライできそうな食材と調理方法が書かれているので、ぜひ試してみてほしい。
 私は、おせち料理の具を使って、暖めて食べる「おせち焼き」などの新案を作り出そうと考えたりしているが、料理の鉄人の意見も年末は家事の鉄人から邪魔にされるので、年が明け七草粥の頃にはトライをしてみたい。その時には「七草焼き」に変わっているかも?

('97/12/22)

[Reported by ROKO]


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