■URL
http://home.netscape.com/newsref/pr/newsrelease554.html
米Netscape Communications社は、米Microsoft社に対抗するキャンペーン「Customer Choice」を開始した。これは、同社サイトのソフトダウンロードコーナーにCustomer Choiceページを設け、「Netscape Navigator」をデフォルトWWWブラウザーへと設定する方法やMicrosoft社の「Internet Explorer(IE)」の削除方法を解説するというもの。
Customer Choiceのコーナーでは、「Option1」から「Option3」まで3通りのインストール方法が解説されており、1は、Communicator最新版へのアップグレード情報、2では、Communicatorのデフォルト設定方法、3では、IEの削除方法を解説している。特にOption3では、ユーザーがIEに設定している「Favorites(お気に入り)」や電子メールアドレスの設定をCommunicatorにコンバートする方法を使用OS別、IEのバージョン別に解説している。
このキャンペーンは、米連邦地裁がMicrosoft社に対し、IEをプリインストールするようPCベンダーに要求する行為の中止を命じたことを受けて計画されていたもの(本誌'97年12月18日参照)。同社では、パートナー企業のWWWサイトに「Customer Choice」コーナーへのリンクボタンを組み込むよう要請するなど、この機会にWWWブラウザー分野でさらなるシェア拡大を狙う計画だ。なお、日本ネットスケープ・コミュニケーションズ株式会社によると、Customer Choiceキャンペーンの日本語での展開は現時点では未定とのこと。
('97/12/25)
[Reported by okiyama@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]