【トラブル】

インターネットでの富くじ販売で家宅捜索

 広島、岐阜両県警の合同捜査本部は12日、インターネットのホームページで最高賞金50億円が当たると呼び掛け、自治体を除き販売が禁止されている「富くじ」を販売し全国の数百人から数千万円を集めたとして、刑法の富くじ発売容疑で販売会社「デジタル・アート・ギャラリー」の事務所や関係者の自宅など約20カ所を家宅捜索した。

 調べによると、インターネットのホームページに、環境保護運動の活動資金にするとして1枚2,500円の絵はがきの購入を呼び掛けた。はがきには番号が記入されており、この番号により最高50億円、総額約90億円賞金が当たると掲載した。

 捜査本部は一連の行為を刑法一八七条で禁止された富くじの発売に当たると判断。ホームページでは、昨年末締め切りで今月10日に当選者発表とされており、当選者に賞金が支払われなければ詐欺の疑いもあるとしている。

('98/1/12)

[Reported by masaka@impress.co.jp / HOSAKA the G33kSt@r / 金丸 雄一]


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