【アンケート】

野村総合研究所が「インターネットに関するアンケート調査」を実施

のめり込むタイプのユーザーが減少

■URL
http://www.nri.co.jp/nri/news/980112/index.html
http://www.nri.co.jp/nri/news/980112.html

 野村総合研究所と東京大学社会情報研究所・橋元研究室は、共同で行なった「インターネットに関するアンケート調査」結果を発表した。

 このアンケートは、'97年7月~8月にASAHIネットでインターネット接続サービスに加入している人に、郵送とWWW上で調査を行なったもの。

 調査結果によれば、'96年度に比べてASAHIネットの総利用数が減少傾向にあるという。特に、月30時間以上のヘビーユーザーが'96年の40.3%から13.2%と大幅に落ち込んでいる。一方で、「テレビ視聴や睡眠時間の影響」を見てみると、影響はないと答える人が増えている。

 「WWWの意識調査」を見てみると、「面白いがそれほど熱中していない」と答える人が昨年の49.2%から66.6%に増加。「非常に面白いのでこれからも続けたい」と答える人は39%から21.1%に落ちたものの、「最近は飽きた」は11.1%から9.7%に減っている。また、「電子メールへのアクセス頻度」を見てみると、「1日に一回以上アクセスする」が44.5%から46.9%に増加しているほか、メールの受信数も増加していることを考えると、インターネットへの興味が冷めたのではなく、インターネットが生活に密着しつつあるのではないかと考えられる。

 次に男女を比較してみると、女性ではインターネット歴1年以内が52.4%と過半数を占めている。入会動機としては「周囲が利用していたから」と答える人がトップで、男性の12.8%に対し女性は25.9%。「友人に勧められたから」と答える比率も男性9.9%に対し女性22.7%だ。口コミが強いと言われる女性だが、インターネットでも同じことが言えそうだ。

('97/1/13)

[Reported by junko@impress.co.jp/永田順伸]


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