NTTは、ファクシミリ通信網サービス(Fネット)でインターネットに対応した新サービスを郵政省に認可申請した。
FネットはNTTが昭和56年から行なっている老舗のファックスサービス。電話網とは別のファクシミリ通信専用のネットワークにより、複数の相手に一斉配信したり、同時に受信したりできるというものだ。
今回の申請は、Fネットの契約者を対象にしたサービスで、インターネットを経由することで、従来よりも安価にファックスが送れる。また、ファックス端末からファックス端末への送信だけでなく、電子メールからファックス端末への配信や、逆にファックス端末から電子メールアドレスへの配信も行なえる。
料金は、距離に関係なく(海外でも)1ページあたり昼間25円、夜間と土日・祝日は19円。従来(100kmまで40円、100km以上は50円)にくらべて大幅に安い。
安いのは魅力だが、通常のFネットサービスの場合、受けつけてから1時間以内に送信を開始するのに対し、インターネットを経由した場合は、3時間以内と少々遅くなる。
('97/1/21)
[Reported by junko@impress.co.jp]