今回は、いよいよ来週2月2日にせまった、郵便番号7桁化の実施に関するサイトの特集です。日本中の郵便局を挙げて郵便番号7桁化を宣伝しているので、ご存知の方も多いでしょう。インターネットを活用すれば、得する情報が得られたり、楽な新番号の調べ方などさまざまなことが分かります。
★は編集部お勧めページです。
郵便番号が7桁化しても、郵便の消費者である私たちにとっては、売り上げが増えるわけでもありません。もしかして単に面倒が増えるだけ?!やはり、どんなメリットが受けられるのか知っておくのが賢い消費者と言うもの。実際に調べてみると、料金が安くなる、配達がスピーディー、住所ラベルの入力項目を省略できる、など意外とお得なことがありました。
★郵政省の告知ページ
http://www.postal.mpt.go.jp/6-2.htm
まずは郵政省の7ケタ番号宣伝ページ。簡単なQ&Aや、「新郵便番号検索・ダウンロードサービス」のコーナーではWeb検索、ダウンロードデータ共に揃っており、充実している。郵便番号が変わったときの差分ファイル提供も嬉しいサービスだ。
★キッテコム「消費者の立場から見た郵便番号7桁対応虎の巻」
http://www.philatelist.com/7keta/
7桁番号を推進する側ではなく、郵便を利用する立場で消費者のメリットを解説している。印刷すると郵便料金が割り引かれる「カスタマーバーコード」など、知っておくと得する情報が満載だ。また、このページは郵便・切手の専門家が運営しているため、個別の質問にも答えてもらえる。
■郵便番号7桁化情報
http://www2s.biglobe.ne.jp/~kibi/zip7.htm
郵便番号の仕組みが詳しく解説されており、地域番号や、町域番号の基本パターンなどがわかる。ほかにも、Q&Aや郵政省の今後のスケジュールを解説したページなどがある。
新郵便番号に関するパソコン・インターネット関連のサービス・商品は多数提供されています。専用ソフトを使うなど調べる方法はいくつかありますが、数件の郵便番号を調べる程度なら、CGIを利用したWebサービスがおすすめです。
★地名を入力すれば検索できる「郵次郎」
http://www.inac.co.jp/yuujirou/
都道府県をフォーム選択したあと、地名などの検索キーワードを入れるだけで7桁郵便番号と、町名までの住所を表示してくれる。インターフェイスが非常に使いやすい上に、検索スピードも速い。また、データも常に郵政省発表の最新データに更新されており、現在は'97年12月21日のデータが元になっている。都道府県が分かっていないと調べられないところは不便だが、そこを除けば最も使いやすい。
★県名が不明の検索にも便利「ゆうすけ」
http://www1.sphere.ne.jp/yjk/postal/
このサイトも、「郵次郎」に負けず劣らず、良くできている。フリーワード検索がないのが残念だが、50音検索ができるので、県名がわからなくても大丈夫だ。また、新郵便番号の情報以外にも、自治体ホームページへのリンクなどもあり、楽しめる。
★新郵便番号案内サービスの実施
http://www.postal.mpt.go.jp/tel.htm
インターネットではないが、フリーダイヤル0120-857552で、郵便番号案内を行なっている。また、200件までの住所リストなら、送ると郵便番号を記入して返送してくれるとのこと。試しに筆者も電話をしてみたが、結果の回答も素早く、宛先の住所を言うだけで、即座に7桁番号を知ることができた。一回あたりの質問数は10件ほど、と言う限度がついているものの、無料で便利。
■一地域の新郵便番号一覧を見るには「郵便番号簿」
http://www.la-la-la.co.jp/post/
特定の地域の新郵便番号を一覧する際に便利なサイト。この「郵便番号簿」を使えば、千代田区だけなど、地域ごとのリストが一覧できる。CGIを使わず、単純なリンクで構成されているページなので、わかりやすい。
■新郵便番号検索システム
http://www.centurasoft.co.jp/postal/
旧郵便番号や、住所の一部を入力すると検索できる。カナと漢字の両方に対応しているのが便利。
■郵政省 YouNet 新郵便番号お知らせサービス
http://www.postal.mpt.go.jp/cgi-bin/vpecgi/postal
本家の郵政省によるサイト。郵便番号は頻繁に付け替えが行なわれるが、ここならいつでも最新情報だ。
■紅葉堂 郵便番号の部屋
http://www.koyodo.or.jp/yubin/
シンプルなページだが、旧郵便番号からでも地名からでも検索できる。検索速度も速い。
■7桁郵便番号検索
http://zip.jos.co.jp/
住所や住所の一部入力、現郵便番号を入力すると検索できる。シンプルで、検索速度も速い。
■新郵便番号検索データベース
http://vir1.tamnet.co.jp/postno/test2.html
都道府県名または都市名を入力すると検索できる。
数件の番号調べならインターネットが便利だが、やはりまとめて調べたい時には専用ソフトがおすすめ。膨大なデータが郵政省から無償で提供されていることもあり、かな漢字変換の辞書や、オンラインソフトが充実しています。フリーソフトから市販ソフトまでさまざまですが、市販ソフトは変換効率や変換スピードが速いのが特徴のようです。
★Microsoft Office 97向け新7桁郵便番号対応キット【無料】
http://www.microsoft.com/japan/office/documents/7zip/
「Office 97」ユーザーなら、このキットがおすすめ。特にExcel 97およびAccess 97で作成した既存の住所録データを、効率よく新郵便番号に変換する機能は、「これがただでいいの?」と言う程の便利さ。ただし、若干変換しきれない住所もあるようだ。ほかにも、Word
97 およびAccess 97のはがき印刷ウィザードの新郵便番号対応、MS-IME97用の新郵便番号辞書など盛りだくさん。
★新郵便番号のCD-ROM【無料】
新郵便番号データのCD-ROMは、月間郵便差出数2,000通以上の事業所には、無料で提供されているので、配達を担当している近くの郵便局の窓口または郵便課に問い合わせてみよう。品切れの場合も、フロッピーディスクを持っていくとコピーしてくれるとのこと。個人はサイトからダウンロード(
http://www.postal.mpt.go.jp/search.htm
)するのも手かも。なお、全国分で1,612Kbyte。
■7桁郵便番号一括変換プログラム【シェアウェア】
http://www2d.meshnet.or.jp/~hasegawa/7yubin/
Excel用の7桁郵便番号一括変換ツール。Windows版。価格は3,000円。
■伸郵便番号簿【シェアウェア】
http://home.interlink.or.jp/~n-kishi/NobSoft/
Excel用の7桁郵便番号一括変換ツール。Windows版。価格は1,900円。
■ハイパー郵便番号簿【シェアウェア】
http://www.mmjp.or.jp/hyper/index.html
CVSファイル、テキストファイル用の7桁郵便番号一括変換ツール。Windows版。価格は1,000円。
■郵便番号一括変換【シェアウェア】
http://www.nnettown.or.jp/~shiba/
CVSファイル、テキストファイル用の7桁郵便番号一括変換ツール。Macintosh版。価格は1,200円。
■Postal Buddy【シェアウェア】
http://www.emile.co.jp/miki/pbdy/
7桁の新郵便番号に対応した地名データベース。Macintosh版とWindows版がある。
地名、新郵便番号検索や、郵便番号の変換ができる。価格は3,500円。
■郵優セブン 【製品】
http://www.ergo.co.jp/PROWIN/Y7.HTM
株式会社エルゴソフトの変換ソフト。Windows版。対話形式で、変換・検索できる。価格は15,000円。
■Go Go !! Seven 【製品】
http://www.aisoft.co.jp/aisoft/japanese/products/go7/go7.htm
エー・アイ・ソフト株式会社の変換ソフト。Windows版。新郵便番号データ、過去3年分の旧地名を合併するなど、データの精度が特徴。価格は、29,800円。
■ATOK10/11用7桁郵便番号辞書【製品】
http://www.justsystem.co.jp/download/index.html
株式会社ジャストシステムでは、ダウンロードセンターにて、ATOK10/11用および一太郎8バリューパック用の郵便番号辞書を提供している。ダウンロードは無料、郵送の場合は1,000円(税別・送料込)。
■ことえりVer2用郵便番号辞書【カンパウェア】
http://www.vega-net.co.jp/dnki/J6.HTM
電机本舗によるカンパウェア(500円)。MacOS8以降に対応。
昨年末に年賀状ソフトを購入した人も多いのでは?筆者も「筆王」を購入したところ、毎年向上する年賀状ソフトの機能に驚きました。中でも各社とも対応を競っていたのが、やはり新郵便番号対応の部分。ほとんどのソフトが、既存データからの一括変換や郵便番号辞書を搭載しているし、'98年分の年賀状は5桁で印刷し、2月2日以降になると7桁で印刷すると言った便利な機能を搭載している。今年はインターネットだけでな
く、こう言った便利なソフトを是非使用して、年賀状以外の郵便も出してみよう。
【Windows95対応ソフト】
■筆王
http://www.asg.co.jp/fudeoh/
■筆まめ
http://www.creo.co.jp/
■筆自慢
http://www.metscorp.co.jp/products/fj11-1.html
■筆プラス
http://www.atex.co.jp/products/fplus/index.html
■はがき写真館
http://www.datt.co.jp/products/hagaki3/index.html
【Macintosh対応ソフト】
■宛名職人
http://www.agenda.co.jp/product/seihin/seihin.html
■遊名人
http://www.corpus.co.jp/plan/friend5/index.htm
個人・企業を問わず、住所録を作成するときには、一部のデータを入力するだけで残りの項目を自動的に入力してくれたり、候補を絞ってくれたりするようなソフトが便利なもの。これまでに紹介してきたソフトでも、この機能を内包しているものもありますが、他に市販品では下記ソフトが有名です。
■PostManager7(株式会社リード・レックス)
http://www.reedrex.co.jp/reedrex/j-p/pm7/pm7home.htm
入力支援専用ソフトのメリットは、変換した郵便番号をクリップボードなどを使わずに書き込むことができることだ。価格は8,800円。
■POST seven man Jr.(日本ソフト販売)
http://www.infonia.ne.jp/~nss/html/post7/post7.html
かなりのデータベースを抱えており、かなり精度の高い変換が可能。例えば、「中央区日本橋」と言うデータの変換の場合、市外局番を参照して東京・日本橋なのか、大阪・日本橋なのかを判断してくれる。価格は480,000円。
('97/1/26)
[Reported by webmaster@philatelist.com / Watchers]