第71回レポーター：古川泰弘氏

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たまには海外のホームページへアクセスしてみよう。それに飽きたら、電子メールやオンライン・ショッピングをしてみるのもいい。だが、インターネットを最高に楽しむには、ホームページで航空券を購入し、実際に現地へ行ってみることだ。サイバースペースとリアルな現実を結びつけた時の喜びは、インターネットを使っている人にしか味わえない感動だ。一方で、海外旅行で不安をもつ人も多いのも事実。特に子連れの海外旅行は、諦めや不安がつきまとう。でも心配は無用だ。こんな不安や疑問を解決し、希望を与えてくれるページがココなのだ。

「子連れ海外Q＆A」では、トイレ事情、荷物、時差ボケ対策から航空会社に様子を聞いておくとよいことなどが書かれている。回答は、実際の旅行経験に基づいており、安心だ。このQ＆Aは、子持ちの親向けなのだが、初めての海外旅行者にとっても貴重な情報として読める。

また、「航空会社の採点」もおもしろい。企業のホームページではなかなか得られない、親の視点による航空会社の評価は、まさにインターネットらしい。また国営の航空会社であるがゆえに、官僚的な組織構成、サービスになりがちな航空会社にとっては、貴重な成績表といえそうだ。

ほかにも、子供連れで各地を旅行した経験をもとにしたアドバイスや、スチュワーデスとのメール対談がある。また海外で見せた我が子の行動をエピソードにした「小さな子供は国際人」を見ると、きっと自分の子供を海外旅行に連れて行きたくなるだろう。もしあなたが海外旅行をしたいなら、子供をネタに海外旅行を家族で企画してみるのもいいかもしれない。

今年も色々インターネット・ビジネスが登場すると思う。企業向けビジネスもあるが、やはり個人を対象としたコンテンツの魅力は利用は大きい。今回イチ押しした「小さい我が子と海外旅行」のページは、家族（子供）を対象としたコンテンツの一例だ。企業向けビジネスから、個人向けサービスへ展開しているインターネット。そして、次に来るキーワードは「家族向け」ではないだろうか。そんな漠然とした印象を、このページは与えてくれる。のんびり家族と海外で過ごして、考えてみてはいかがだろうか。

('98/2/3)

[Reported by 古川泰弘]