■URL
http://www.lycos.com/press/pressroom.html
有名サーチエンジンの父親たちの目には、オンラインコミュニティが魅力的に映っているようだ。検索サービス大手のLycos社が3日、オンラインコミュニティサービスを行なうTripod社を5,800万ドルで買収した。
Tripodは、無料でホームページが持てるサービスを行なっており、全世界で100万人が利用している。サイト全体で1ヵ月あたり1億ページビューを誇る人気サイトだ。Lycosは今回の買収により、検索に加え、ニュース、天気予報、株価情報やチャットスペースの提供を含む、一大コミュニティを築き上げることになる。サービスの融合による広告収入の増加にも期待しているという。
今年1月には、Yahoo!がGeoCitiesの株式を取得、両社の提携を発表(本誌1月7日号参照)しているほか、ExciteもProdigyと提携している(本誌1月23日号参照)。
こうしたサービスの融合により利用者の利便性が高まることは間違いない。しかし、いずれの場合もそれを企てた企業の狙いは分かりやすい。「いかにして利用者のブラウザーに広告を送り込むか」である。
('98/2/4)
[Reported by yuno@impress.co.jp / nao-f@st.rim.or.jp]