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【新製品】

LDAPv3プロトコルに対応、日本語版出荷は4月上旬の予定

Netscapeがサーバー製品群「SuiteSpot 3.5」を発表

■URL
http://home.netscape.com/ja/newsref/pr/newsrelease572.html
http://home.netscape.com/newsref/pr/newsrelease572.html

 米Netscape Communications社は、サーバー製品パッケージの新製品「Netscape SuiteSpot 3.5」を発表した。SuiteSpotは、ディレクトリーサービスやメッセージングサービスなどを提供する企業向けのサーバー製品群。新バージョンでは「LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)v3」プロトコルに対応するなどの機能が拡張された。プラットフォームは、WindowsNT Workstation/ Server 3.51以上、UNIXはSolaris2.51、HP-UX10.20に対応。日本語版の出荷は'98年4月上旬を予定。

 SuiteSpot 3.5 Standard Editionに含まれるサーバー製品は次の通り
Netscape Administration Server 3.5
管理者向け集中管理サーバー
Netscape Directory Server 3.0
社内情報管理サーバー
Netscape Enterprise Server 3.5
WWWサーバー
Netscape Messaging Server 3.5
メールサーバー
Netscape Collabra Server 3.5
ニュースサーバー
Netscape Carendar Server 3.5
スケジュール管理サーバー
(クライアントソフト「Netscape Communicator」同梱)

 最大の特長は、LDAPv3のサポートなど機能を拡張した「Directory Server」。1つのサーバーで100万エントリー以上のサポートが可能なほか、処理速度は同社によるとNovell社のディレクトリーサービス「Novell NDS」の60倍の性能を持つという。
また、ローミングで接続するユーザーが、メールサーバーやニュースサーバーにWWWブラウザーからアクセスできる「Netscape Messenger Express」と「Netscape Calendar Express」といた機能が含まれている。

 日本ネットスケープ・コミュニケーションズ株式会社によると、価格はオープンプライスで推定市場価格が15ユーザーライセンス付きキットが19万円前後、50ユーザーライセンス付きが57万円前後とみられている。同社では、SuiteSpotを「MS-Exchange」や「Lotus Notes Domino」などのグループウェアと競合する製品と位置づけており、価格もこれらの製品より低めに設定した。なお、米国では、上記サーバー群に「Proxy Server」や「Compass Server」などを加えた「SuiteSpot 3.5 Professional Edition」も発売されるが、日本では、当初Standard Editionの日本語版のみの発売となる。

('98/2/10)

[Reported by okiyama@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]



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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp