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http://www.keynote.com/news/announcements/pr021398.html
調査会社のKeynote Systems社によると、DSLやケーブルモデムといったテクノロジーは、インターネットのパフォーマンスそのものを向上させるものではない。
同社によれば、現在のインターネットの平均アクセススピードは40kbps。DSLやケーブルモデムを用いたとしても、それは自宅から高速道路までの市道の道幅を広げたようなもので、状況はさほど改善されない。こうしたインターネットのトラフィックの問題を解決するには、キャッシュ技術の応用やミラーサイトの設置、IPマルチキャストの活用、バックボーンの増強などが必要だという。
ただし、同社の発表はWWWブラウジングを主眼としているため、注意する必要がある。例えばメールをチェックする時のように、手元の端末からプロバイダーへの接続のみで済む場合は、DSLやケーブルモデムのスピードをかなり効果的に活用することができるだろう。
('98/2/16)
[Reported by yuno@impress.co.jp]