2月18日より幕張メッセでMACWORLD Expo/Tokyo'98が開幕した。今年の会場は、4~6までの3ブロックしかなく、出展社も203社と昨年に比べてかなり減っている。ただし、狭くなったこともあってか、初日は人で賑わっていたように思えた。
さて、初日の基調講演では、米Apple Computer社のワールドワイドセールス&サポート担当上級副社長ミッチ・マンディッチ氏が講演。内容としてはほぼ1月の「MACWORLD Expo/SanFrancisco」でのスティーブ・ジョブズ氏による基調講演と同様のもので(本誌1月8日号参照)、決算が黒字になったことや、ストリーミングなどインターネットを意識した「QuickTime 3.0」などについて説明した。
また、インターネット関連ではMicrosoft社のInternet
Explorer 4.0日本語版の正式版のリリースが発表され、デモが行なわれた。デモでは、コントロール+クリックでさまざまなコンテクストメニューを見られるといった点など、Macintoshユーザーのニーズに合わせて新たに開発したことを強調した。ほか、現在米国で行なっているオンライン販売をアジア・ヨーロッパにも展開する方針を語った。
会場では、特にアップルとマイクロソフトブースが賑わっていた。マイクロソフトブースでは、発表されたばかりのMacintosh用のInternet
Explorer 4.0日本語版とOffice '98の日本語版デモを熱心に見ている人が目についた。なお、ブースではInternet
Explorer 4.0のCD-ROMも配布している。
マクロメディアのブースでは、4月に発売予定のダイナミックHTML対応のHTMLエディタ「Dreamweaver」日本語版のデモが行なわれていた。現在オンラインで英語版の試供バージョンが公開されているものの、日本語版はまだ一般公開されていないため、これが初登場となる。実際に触れることはできないが、この機会に見てみるといいだろう。
ほか、ポストペットの人気キャラクター「モモ」がインプレスとアスキーのブースに登場し、ファンで賑わっていた。時間帯によって一日2回~3回登場する。アスキーは本の購入者を対象にプリクラ風のシールが作れるサービスを実施。インプレスブースでは、午後1時からと午後4時から(21日は3時から)毎回30分間登場し、「モモ」と写真撮影ができる。
('98/02/18)
[Reported by junko@impress.co.jp]