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【業界動向】

公衆情報端末でメールの送受信、NTTが利用実験を開始

■URL
http://www.mabikai.mbc.ntt.co.jp/combase/

 NTTは、日本マクドナルドと共同で、同社が開発中のキオスク型マルチメディア情報端末「ISDNステーション ComBase」の利用実験を行なうことで合意した。

 ComBaseは、ISDNを通じてインターネットに接続できる情報端末で、「公衆マルチメディアメール機能」により、自分宛に送られてきた電子メールをディスプレイに表示する。メールの利用に必要なアカウントやパスワード等の情報はIDカードに記録されており、これを端末に差し込むだけで、街角でも簡単にメールを読むことが可能になる。定型文の簡単なメールやデジカメで撮影した画像データの送信も行なえ、いわば、電子メールのための公衆電話。また、IrDA規格の赤外線ポートも用意されているので、ノートパソコンなどがあれば、既存のISDN対応公衆電話と同様にデータの送受信が可能だ。

 今回の実験は、ComBaseの技術的検証とともに、店舗へのマルチメディア端末設置の有効性を検証するのが狙い。東京都港区内のマクドナルド赤坂見附店にComBase端末を設置し、モニター200人にIDカードを発行。3月中旬から8月まで利用実験を行なう。モニターは、実験開始とともにホームページ上で募集。マクドナルド赤坂見附店にも応募用紙を設置する予定だ。なお、モニター以外の人でも、IrDAによるパソコンを使ったデータ通信は可能だ。NTTは、実験結果をふまえながら、ComBaseの実用化を目指す。

('98/2/19)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp