■URL
http://japan.pointcast.com/products/intranet/index.html
ポイントキャスト株式会社は、イントラネット用のプッシュ型情報配信ソフト「イントラネット放送ツール」について、概要と提供時期についての発表を行なった。
イントラネット放送ツールは、主に企業のネットワーク管理者用のソフトで、コンテンツ作成ソフトを含む4点のソフトで構成されており(本誌'98年1月13日号参照)、すべて同社のサイトよる無償でダウンロード可能だ。
主な内容と提供時期は次の通り。
製品名 |
提供時期 | 内容 |
ポイントキャスト・キャッシュマネージャ | 2月下旬 | 送受信情報を社内サーバーに蓄積、企業内のネットワーク負荷を軽減させるツール |
ポイントキャスト・アドミニストレータ | 3月下旬 | イントラネット内のクライアントのプロキシー設定などを制御するツール |
ポイントキャスト・イントラネット放送マネージャ | 3月下旬 | 社内で編集したニュースなどをもとに独自チャンネルを作るツール |
ポイントキャスト・スタジオ | 3月下旬 | 配信用アニメーション作成ツール |
同社によると、日本国内では'97年10月のポイントキャストネットワークサービス開始以来、ユーザー数が8万人を越えているとのこと。また、その内65%は企業内からの使用で、今後も企業ユーザーの伸びは増加すると見ている。同社では、Fruit of the loom社やHouston Lighting & Power社、National Semiconductor社ら米国の企業内での使用実例を上げ、システムの利便性をアピールするなど、日本国内でも企業ユーザーをターゲットとした戦略を進めていくことを示した。
なお、クライアントソフトも含めシステムはすべてWindows対応となっている。Macintosh版については、米国内での企業ユーザーの少なさもあり開発が進んでいない状況とのこと。今後の開発予定は明らかになっていないが、同社では日本国内のMacintoshユーザーの多さも考慮し、米国本社に開発をプッシュするとのことだ。
('98/2/19)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]