サイバー・コミュニケーションズは4月1日、複数の人気サイトにバナー広告を自動出稿できるサービス「cci AD Network」を開始する。
cci AD Networkは、同社のサーバーにバナー広告を蓄積しておき、各サイトの広告スペースに自動表示するシステム。表示先にはあらゆるジャンルの人気サイトが50以上も用意されているため、幅広いユーザー層へ向けた広告展開が可能になる。さらに、「インフォメーション&テクノロジー」「ビジネス&マネー」「スポーツ」などのカテゴリーを指定することで表示するサイトをある程度絞り込んだり、表示する時間や曜日、OSやブラウザーを限定することも可能だ。
サイバーコミュニケーションズは、電通とソフトバンクが出資するネット広告代理店。「Yahoo! JAPAN」や「毎日新聞Jam Jam」など、12の人気サイトを媒体として抱えている。すでに、これらのサイトにバナー広告を表示するサービス「cci Big Site」も展開しており、二つのサービスを組み合わせて利用することも可能だ。
同様のサービスは、ダブルクリック(NTTなどが出資)やデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(博報堂などが出資)が導入済み。今回、人気サイト「Yahoo! JAPAN」を抱えるサイバー・コミュニケーションズが、ついにこの分野に参入することになった。
('98/2/23)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]