イラクとの緊張が激化するのと同時進行で、米国防総省ではコンピューターへの侵入者との闘いも繰り広げられていたことが25日明らかになった。
ヘームリ国防副長官は「この2週間にわたって国防総省は重量級のサイバーアタックを受けていた」と指摘。FBIと共同作戦で、国防総省のコンピューターへの侵入の撃退に当たり、軍事情報が詰まっている機密扱いのネットワークへの侵入は防ぐのに成功した。機密外の情報ネットワークには侵入を許してしまったという。
副長官によると、攻撃を仕掛けてきたのは最難関の国防総省コンピューター侵入で名を挙げたいアマチュアで、イラク情勢との関係は特にないという。
国防総省は、コンピューター網や通信網など社会の「神経系統」への攻撃の備えを21世紀の国防の最重要課題の一つに据えている。
('98/2/26)
[Reported by masaka@impress.co.jp]