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【業界動向】

「ネットコミック」などを運営していたIMCが自己破産を申請

■URL
http://www.imc.co.jp/(IMC社ホームページ)

 インターネット上でコミック同人誌を提供する「ネットコミック」などを提供していた、インテグレイテッド・マーケティング・コミュニケーションズ株式会社(IMC)が、2月12日に自己破産を申請していたことが明らかになった。負債総額は約3億4422万円。

 IMCは、'94年6月設立で、'96年にはCD-ROM「夏目雅子写真集~輝く季節の中で~」をヒットさせている。その後、'97年8月には、インターネット上で同人誌を販売するサービス「ネットコミック」を開始した(本誌'97年6月18日号参照)。ネットコミックでは、少額決済用のプリペイドカード「Bitcash」による決済方法を採用したり、プッシュ配信システム「BackWeb」を使った情報発信など、インターネット上の最新技術を取り入れた活動で注目を集めていた。しかし、売上げが伸びを見せず'98年1月頃から経営がひっ迫した状態であったという。

 インターネット上で音楽配信などコンテンツを提供する株式会社ミュージック・シーオー・ジェーピー(mcj)では、IMC社と提携してmcjのサイト上でネットコミックの作品を販売していた。しかし、2月に入ってから急に連絡が取れなくなり、IMC社を訪ねたところオフィスはすでに閉鎖されていたという。今後の扱いについては現在調整中とのことだが、コミック作者とIMC社との間で作品の権利関係をクリアにする必要があるなど、調整にはもう少し時間がかかりそうだ。

('98/2/26)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp